確かTVKのRockCityでNever Look BackのMVを観て、自分の好きな80-90テイストを持ちつつ、モダンさと北欧らしい切なさを兼ね備えたバンドで一気に引き込まれた記憶があります。このアルバムは特に楽曲のクオリティが粒ぞろいでヘビロテしてました。全11曲のうち5曲目のHurtだけバラードで、それ以外は全体的にザクザクしたギターリフが展開する疾走系またはミディアムテンポでもどっしり構えた王道ハードロック。
ぽーる
レビュー
当時好きだったバンドがことごとく「ブルースがルーツだぜ」みたいなことを言っていたので、実際に本物のブルースを聴いてみたけど、当時の高校生には渋すぎてキツかった思い出があります。 そんな自分にも、このアルバムでのトム・キーファーのプレイや曲作りはカッコよく思えて、少し大人になれた気持ちになれました。オープニングのMore Things Changeのスライドギターや3曲目Shelter Meのドブロやサックスが入ってくる曲の華やかさなど痺れました。4曲目のHeart Break StationもCinderella屈指のバラードです。 ロック経由のブルース入門にも良さそうなアルバムです。
世間的にもFair Warningの最高傑作と言われることが多いアルバムですが、自分も異論ありません。特によく言われるのが、1〜4曲目までの流れ。ここは本当に神展開だと思います。 オープニングのAngels of Heavenが始まる前のSEから一気に引き込まれ、スカイギターによる印象的なイントロ、そしてトミー・ハートの突き抜けるようなボーカルへ。この切なさと爽快感が同居する感じが、まさにFair Warning独特の世界観で、初めて聴いたときからハマりました。 Fair Warningというとメロディアス・ハードロックという括りになると思いますが、単にメロディがきれいなだけではなく、どこか哀愁があって、それでいてスケールが大きい。その魅力がこのアルバムには一番わかりやすく詰まっている気がします。 1〜4曲目ばかりが注目されがちですが、もちろん5曲目以降もハイクオリティ。アルバムを通して聴いても大きく失速するところがなく、Fair Warningを初めて聴く人にもまず薦めたい一枚です。
ターミネーター2の主題歌として強烈な印象を残したYou Could Be Mineや、ボブ・ディランのカバーKnockin' on Heaven's Doorなど、今でもライブに欠かせない曲が多く収録されていますが、個人的に特筆したいのはCivil Warです。 1991年という時代に、戦争や権力によって若者が犠牲になることへの強いメッセージを込めたこの曲が、30年以上経った2022年の来日公演でも強烈な意味を持っていたことが印象に残っています。この年はロシアによるウクライナ侵攻が始まった年で、Civil Warの演奏時にはステージにウクライナ国旗の青と黄色が大きく映し出されました。時代も戦争も変わったのに、同じ曲が再び反戦のメッセージとして響いてしまう。そのこと自体に、この曲の普遍性と、戦争がなくならない現実の重さを感じました。 一方で、音楽メディアや評論家を実名で挑発するGet in the Ringのようなケンカ腰の曲もあれば、9分を超える壮大な失恋ソングEstrangedもある。この振れ幅の大きさこそUse Your Illusion IIの魅力だと思います。 Iと同様、14曲・約75分という今では考えにくいほどのボリュームながら、最後までクオリティを落とさず聴かせてしまう。当時のGuns の勢いとスケールの大きさを、そのままパッケージしたような一枚です。
当時から言われていたことではあるけど、I,II合わせて30曲は冗長ではないかとか、ピアノやホーンセクションを加えた壮大な楽曲にセレブ感のようなものがにじみ出て、1stの精神性が損なわれたような印象は確かにありました。ただ、それでもクオリティの高さは確かだし、冗長と言われる楽曲の多さ、長さも彼らのメッセージと思えば、納得はできます。 当時はターミネーター2の主題歌You Could Be Mineやボブ・ディランのカバーKnockin' on Heaven's Doorが収録されているIIの方が人気があった気がしたけど、November RainやComaのような8〜10分の長大でもダレることのない緊張感のある曲やポール・マッカートニー&ウィングスのカバーであるLive and Let Die、疾走感がありつつパンキッシュなオープニングナンバーRight Next Door to Hellなど構成もクオリティも引けを取らないと思っています。個人的にはエッジの効いたギターサウンドが満喫できるDon't Damn Meが大好きだけど、なぜかあまり注目されていない気が。。。知らない人は是非聴いてみてほしいです。
当時ボウリング場やゲーセンにあったレーザーシュークで「Welcome to the Jungle」「Paradise City」「Sweet Child O'mine」などのMVを見て、危険なロックへの好奇心と恐怖の狭間で揺れ動いていた思秋期のオレ。通しで初めて聴いたのは、多分発売されてから1年後ぐらい。その頃はまだ相対的な評価ができるほど、他のアーティストのアルバムを聴き込んでいなかったけど、大人になって耳が肥えてきてから思い起こすと、すごいアルバムということに改めて気付かされます。さすがHRHMの神年1987年産。捨て曲なし、今でもライブの中心となる曲が多く、たぶん多くのGunsファンはこのアルバムが一番と言うだろうなぁ。華やかな当時のLAメタルとは一線を画すスリリングで猥雑で荒々しいストリート感あふれるロックでGunsの魅力が凝縮した一枚です。
当時中3、AXIAのカセットテープのCMなどに出ていて、アイドルバンドっぽく見えて、若干アンチっぽく振る舞っていたけど、実はすごく好きでした。 若い頃はBad MedicineやBorn to be my baby、Blood on bloodのようなアップテンポな曲を好んで聴いていたけど、大人になってからは、Living In SinやWild Is The Windがヘビロテになっています。
87年頃からHR/HMを聴き始めた自分にとっては、このアルバムは数ある温故知新の中でも最高レベルの一枚です。 楽曲も演奏も古さを感じさせませんし、それは初めて聴いてから40年近く経った今でも変わりません。(MVについてはさすがに古さは感じるけど) その中でもやっぱりCrazy TrainとMr. Crowleyの2曲は群を抜いています。50過ぎて30年ぶりにエレキギターを再開した私にとって、Crazy Trainを弾けるようになることは今一つの大きな目標です。
第二期のスタートとされる前作Permanent Vacationに続く、最盛期にリリースされたアルバム。 個人的には次作のGet A Gripと並びエアロ最高傑作のツートップだと思っています。 エアロを知ってから初めてリアルタイムでリリースされたアルバムで、そのツアーの来日公演(横浜アリーナ)も見に行ったので、思い入れも強いです。 前作は多少ポップすぎて売れ線狙いみたいな言われ方していた気がしますが、本作は骨太、1曲目のイントロからガツンと持っていかれる感じ。 2曲目以降もエアロらしさ満載でガンガン押し通してくれます。後半少し抜けた感があるけど、それもまたエアロらしさかと。 思春期の高校生をロックに目覚めさせてくれた1枚です。